ひとつの建物に、親の世帯と子供の世帯の二世帯の家族が住んでいるのが二世帯住宅です。
その良い点としては、まず親世帯が子供の面倒をみてくれると言う点が挙げられます。
年代にもよりますが、親世帯は退職され第二の人生を楽しんでいる年齢層の人が多く、逆に子供世帯はこれからが働き盛りと言う年齢層の人が多いです。
そのため親世帯に子供の見守りなどをお願いすることで、子供世帯は仕事に専念することができますし、親世帯にとっても孫と触れ合うのは良いことです。
祖父母とのふれあいによって子ども(孫)たちが得る知恵は計り知れないものがあります。
祖父母の側も、子ども世帯との暮らしの中で得られる刺激は大きいのではないかと思います。
生活していく上での知恵も、掃除や裁縫、遊び方など、祖父母ならではの面白さがあります。
お料理一つにとっても、家庭の味を代々受け継がせることが容易でしょうし、病気の際には看病してもらったり、旅行や外出の時には留守番を頼めたりもできます。
そしてこのことは子供の教育にも良いと言うメリットを生み出します。
年齢が異なる大人たちと接することは、子供が触れ合う文化、考え方にも広がりを持たせることができます。
それは子供が成長していく上においては、とても良い学びとなるはずです。
また親世帯と子供世帯が教育について話し合いやすいと言うのも、二世帯住宅の良いところです。
子供世帯にとっては、子育ての悩みを抱えにくい環境であるとも言えます。
そうしたことを含めて、経済的にも生活も助けあえると言うのが、二世帯住宅の最大のメリットです。
金銭面に関しましても1世帯分の土地に2軒分の家を建てるとなれば、当然土地代が安く済みます。
光熱費も分担すれば、別々に支払うよりおトクになるかと思います。
住宅ローンに関しましても、親子リレー返済などを利用すれば返済期間を長くできるので、毎月の負担を軽くすることが可能になります。
又、二世帯住宅にもいろいろなタイプがあり、
①共用タイプ ③外階段タイプ ②内階段タイプ ④連棟(完全分離)タイプと構造もご家族のライフスタイルに合わせて選択出来ます。
ただしそのためには毎日顔を合わせて距離が近くなる分、当然、『親しき仲にも礼儀あり』の言葉を守り、実行する必要があります。
1人でも気乗りしない人がいるならやめたほうが無難かと思います。
ご家族が全員一致で二世帯住宅の建築に賛同できるかどうかが、今後長い生活をして行く上で重要だといえるでしょう。
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