前回は、マンションの管理力を測るためにはどのようなところを見ればいいのか、に関して具体的にお話ししました。
なるほど、と納得された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、中古マンションを選ぶにあたって、判断すべきポイントはまだほかにもあります。
「そのほかの点についても知りたいな。」
「ほかにどのようなポイントが重要なのだろうか。」
このように感じられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回から、中古マンションを決めるにあたって見ておくべき、重要な点についてお話ししていこうと思います。
・耐震性
中古マンションを選ぶにあたって、耐震性を気にされる方はたくさんいるのではないでしょうか。
近年、地震が頻繁に起こることもあり、耐震性は重要視すべきポイントになっています。
高層マンションなどは特に耐震性が高くないと、夜中安心して眠ることもできないのではないでしょうか。
お子さんがいらっしゃる場合や、二世帯住宅などにしようと考えられている方は、ぜひ意識しておくことをおすすめします。
耐震に問題があるかどうかは、以下の項目を参考にしてみて下さい。
● 建築確認日は1981年(昭和56年)6月1日以降か
● ピロティ形式ではないか
ピロティとは・・・
建物の一部が独立柱によって支えられている場合、独立柱によって構成されている空間を、一般的にピロティと言います。
マンションなどのピロティ部分は、自転車置場や駐車場、また店舗や事務所などの施設として使用する場合も多くあります。
ピロティの独立柱上部に、耐震壁がある場合、またはピロティの上部にコンクリートの壁が多く配置されている建物の場合、独立柱によって構成されているピロティ部分は、その上部に比較して、剛性(建物の変形しにくさ)が大変低くなってきます。
このような場合、大地震にあうと、剛性の低いピロティ部分に被害が集中することになります。
熊本地震でも、このようなピロティが潰れて2階が地上に落ちているようなケースが見られました。
一概には言えませんが、一般的にピロティがある建物は、その部分が弱点となります。
耐震補強を行っていれば安心してお住まいいただくことも出来るかと思いますので、マンションを買う際は耐震性も十分把握したうえでご検討されて下さい。
いかがでしたでしょうか。
中古マンションを選ぶ際に重要な点として、これからはその点についても考慮しながらマンションを選び、安心して住むことができる物件を選ぶようにしましょう(*^-^*)
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