不動産の物件資料で、「徒歩○○分」
って、記載されているのをよく見ますよね。
これって実際、どのくらいの距離で
どの速度で歩いた時の時間なのでしょうか。
不動産広告に記載されている分数は
徒歩1分=80メートル
以上の基準に基づいて、書かれています。
では、この基準はどのようにして決められたのでしょう。
この基準は、実際に健康な女性がハイヒールのサンダルを履いて歩いた
平均の分数を計測して決められました。
基準を統一すべく実際に歩いたのは、公正取引委員会に勤務していた、当時20代の鈴木深雪さん。
鈴木さんはまちまちだった不動産の実験に関わることに。
『当時はハイヒール通勤の方が多く、いつも私はペタンこの靴でしたが、持っている靴の中で一番ヒールの高い靴で歩き、かかとが低めの中ヒール程度で、できるだけゆっくり歩いて測りました。そうしたら1分で80m以上歩けたので80mあれば十分だと思いました』とのこと。
※歩いた場所は職場の廊下と自宅の庭だったと云う。鈴木さん以外には誰も歩いていない。
以後、テレビでは『少し早かったかな?』ということも言われておりましたが・・・(;’∀’)
これって、歩く人によってだいぶ変わってくると思うのは私だけではないと思いますが、これをもって統一というならば歩くのが遅い方にとっては、目安であって、絶対的な参考にはならないのかもしれませんね(;´・ω・)
気になる物件があったとしたら、面倒でも実際に歩いてご自分で確認した方が一番です。
つまり、徒歩5分と書かれている場合は(80m×5分)約400メートルの距離ということになります。
端数は切り上げ。直線距離ではなく、最短の道のりでの計算です。
また、途中の坂道や歩道橋、信号や踏切の有無は考慮されておりません。
ここで、気をつけなくてはならないのが
①大きな駅やスーパー等が目的地の場合、目的地の出入口ではなく、
一番近い敷地部分までの距離を表示していること
(マンションなどは自宅の玄関ではなく、建物のエントランスだったり、駅も改札ではなくて、建物の入り口からの距離だったりします。)
②信号待ちや踏切を横断する際の、待ち時間は含まれないこと
以上の2つに気をつけなくてはなりません。
Googleマップでは、②の点を考慮した上で所要時間を決定しているようで
こちらを参考にするのもよいかもしれません。
まずは、物件の下見を行い実際にご自身で歩かれることを強くおすすめします!
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