鉄筋コンクリートと鉄筋鉄骨コンクリート、名前が似ていて、ややこしくも思えるこの二つの違いについて、今回はご説明させていただきます。
まず、鉄筋コンクリート造りとは、文字通り、鉄筋とコンクリートを組み合わせている構造の建物です。
賃貸などを探しているとRCという表記がされていることがありますが、この正式名称はReinforced Concreteというもので、コンクリートによって補強されているという意味を持ちます。
鉄筋は引張力に優れていますが、錆びやすく高温時の耐火性が低いという特徴があり、
またコンクリートは圧縮力に強い反面、引張力に弱いという特徴があります。
つまり、鉄筋をコンクリートで補強している建物ということです。
鉄筋とコンクリートを併用する事で、両方の弱点を相互に補い変形しにくく高い耐久性を出す工法になっております。
一般的に、10階未満の建物を建てる時に多く用いられていましたが、近年では、高強度のコンクリートが開発され、高層マンションにも用いられる場合が増えてきています。
また、鉄筋鉄骨コンクリート造りというのは、鉄筋コンクリートとは違い、柱や梁などを鉄骨で組み上げ、さらにその周りに鉄筋を配置しコンクリートを流し込んでいる構造です。
RC造の中心箇所に鉄骨が組まれていると考えるとわかりやすいのではないでしょうか。
鉄骨造とRC造を組み合わせるとこで、鉄骨造のしなやかさとRC造の耐久性を兼ね備えているのが特徴とも言えます。
SRCとも表記されることがあり、強度や耐震性などの面でも鉄筋コンクリートより優れていて、10階建て以上の高層マンションなどの建築に用いられることが多くなっています。
鉄筋と鉄骨の違い、わかっていただけたでしょうか??
マンションを借りることを検討されている方は是非参考にしてみてください。
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