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住宅の劣化にはリノベーションやリフォーム

知っとく不動産コラム

住宅も年月が経過すると、新築の頃に比べてあらゆる箇所が劣化してきます。

一昔前であれば、30年も経過すると住宅は建て替えをすることが多かったのですが、最近は建て替えをする家はそれほどありません。
その代わり、リフォームやリノベーションをします。

建てた家を解体して、再度立て替える事を頻繁に繰り返すのは今の日本ぐらいではないでしょうか。

アメリカでは築年数の経過した住宅を安く買い取り、自分達で修理やリフォームをして立派な住宅にしていきます。

この既にある既存の家を大切にし、リフォームをするのが前提という考えが海外では一般的なのです。

昔の日本も日本家屋を修繕して、代々その家系に大切に受け継がれて住んでいました。
今ではそんな古い日本家屋はあまり見かけなくなりました。

建て替えの場合ですと2~3ヶ月度程、その間は他に住む場所を確保しなければいけなくなるので、その分手間と時間とお金がかかってきます。

リフォームでしたらほとんどはその半分程度の期間で工事が済みます。

リフォーム箇所が少なければ、時間も長くかからずにすぐにでも工事は終ります。

特に、家全体を変える必要が無い場合にはこれで十分かと思われます。

リフォームやリノベーションは建て替えと違い、すべてを解体してしまうわけではなく、最低限、建物の躯体を残します。

躯体自体は20年や30年程度で使えなくなる訳ではなく、大切に使えば50年から70年以上は使うことが出来ます。

一概に築年数だけでは判断ができないということです。

つまり、建て替えをする場合だと、まだ使える躯体を捨てることになるため、エコではありません。

一方、リフォームやリノベーションの場合には、まだ使える躯体を使い続けることでエコロジーになりますね。

では、「リフォーム」と「リノベーション」の違いは何でしょうか?

リフォームは原状回復を目的とした修復になります。

一方、リノベーションは、リフォームに加えて、より快適な過ごしやすい家へと改良するのです。
資産性や収益性を向上させるという面もリノベーションの特徴です。

リノベーションであれば、ライフスタイルに合わせた改装が可能になります。

ですが、最近では建て替えしないと解決できないと思っていた生活の不満点が、部分的なリフォームで解決してしまうことって実は多いんです。

どちらの選択が価格を抑えられ満足出来るのか、ご家族で話し合い、思い出の物や家を同じ場所で再利用するなんてこともできたら素敵ですね^^

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